「カスピ海ヨーグルト」のルーツはカスピ海と黒海に囲まれたコーカサス地方のジョージア(旧グルジア)で100歳を越える長寿の方が食べていた自家製ヨーグルトです。武庫川女子大学 国際健康開発研究所所長・京都大学名誉教授の家森幸男氏が、WHOの疫学調査の際にこのヨーグルトに出会い、研究のため日本にはじめて持ち帰りました。このヨーグルトの健やかさを届けたいという家森幸男氏の強い想いに賛同し、フジッコ株式会社はこのヨーグルトから「クレモリス菌FC株」を分離・純粋培養して「カスピ海ヨーグルト」の手作り用種菌を開発し、日本に広めました。「カスピ海ヨーグルト」は一般的なヨーグルトに比べて酸味が少なく、非常に粘りのあるのが特長です。
近年、食生活の欧米化が進み、大腸がんを代表とする消化管に関する疾患が増えてきており、整腸効果をはじめとする様々な機能性が期待されるヨーグルトが注目されています。その中でも、「カスピ海ヨーグルト」は美味しさや特長的な物性そのものだけでなく、様々な健康効果のあるヨーグルトであることが明らかにされてきています。
そこで、長寿地域・コーカサス地方から日本に伝えられた「カスピ海ヨーグルト」が健康にいかに寄与しているか、正しい情報を普及、啓蒙する場として“「カスピ海ヨーグルト」研究会”を発足する運びとなりました。
本研究会は、有識者によって「カスピ海ヨーグルト」に関する情報を集積するとともに、特にその健康機能に関して学術的根拠に基づいた意見交換を行い、一般の方をはじめとする学識者、報道関係の皆様に最新で正確かつ充実した情報を提供して参ります。